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2代目の差動ライン・プリアンプです。トーンコントロールが欲しかったので・・・。



ミニワッターばかり聴くようになって出番が無くなった初代の差動ラインプリアンプを2〜3年前に処分しました。
2代目となる本ラインプリアンプは、オークションで廉価なケースをゲットしたことが制作の動機です。手ごろな 
大きさのケースが低価格で出品されていたので、何かに使えるかと思って入手してから半年ほど寝かせていたので
すが・・・、そろそろ何かゴソゴソとしたくなって来まして、はて、何を作ろうかと考え、久しぶりにプリアンプ
となりました。

メインアンプは 4台もあるし、現在常用している4P1L全段差動アンプに不満はありません。 強いて言えば小型の
ブックシェルフスピーカーを鳴らしているのと、ソースの問題なのですが、録音によってはもう少し低音が欲しい、
とか、ちょっと高音が出しゃばりすぎ??、と言ったことがあるので、ほんの少しだけ調整出来たらと思ってトーン
コントロール付のラインプリアンプを作ってみることにしました。 回路は初代と同じく、べるけさんが発表されて
おられる 差動ライン・プリアンプ(トーンコントロール付き)をコピーさせていただきましたので、詳しくはこちら
のページをご参照ください。 なお、電源トランスはソフトンさんのM2-PWTに変更しております。



〔測 定〕

★ ざっくりですが測定結果です。完成から約4週間聴きこんだ後、負荷は抵抗56KΩで測定した数値です。

利   得: ( ボリューム最大 1KHz サイン波入力 ) ボリューム中点で−8db (1/4倍)

入 力    →    出 力        利 得
0.3V         0.71V       2.37倍
1.0V         2.40V       2.4 倍
4.4V          10.0V       2.27倍

残留ノイズ: 左右とも 最低値が0.07mV〜0.5mVで電源電圧変動によりふらつきますが聴感では問題なし。

周波数特性: トーンコントロール中立で、 低域:10Hzまでフラット 高域:300KHzまでフラット550kHzで-3db
         トーンコントロールの特性測定は面倒なので省略、聴感上は非常に上手く働いています。(w)

歪   率: プリアンプ単体での測定は、治具の関係で困難でしたので、4P1L差動PPとの総合で行いました。
        その結果、メインアンプ単体での数値と概ね同等でしたので、これで良しとします。
        近頃は、測定結果のあまり細かい数値に拘らないことにしています。(笑)


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