6DJ8

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前作、「禁断の・・・」 製作時にOPTを流用する為にバラした最初のミニワッター(6N6P版)を、6DJ8で復活させました。

このケースが気に入ってます。元々の用途は文箱だと思われますが、欅の木目が春慶塗で引き立ち、たいへん美しいです。それに、今回は木工作業を省略できたので楽チンでした。 回路は、ぺるけさんの6DJ8全段差動PPミニワッター2017をコピーさせていただきました。

6N6P版から変更したのは、OPTを一次インピーダンス14KΩのモノに交換、電源回路の基板を新調し、後面のパネルを作り直しました。初段の基板は、2SK-117とトリマーを残し、他の部品は全部取り外して組み直したのですが、結局、新しい基板で作った方が遥かに作業効率が良かったと思います。(笑)

久々にWsを使って歪率を測定してみました。が、やはり大変面倒なので1KHzの左チャンネルだけでギブアップです。 0.1ワットでの歪率が0.1%、0.7ワットで4%と、ペルケさんのグラフより若干見劣りです。 6DJ8の個体によって歪率にもバラツキがありますネ。
残留ノイズは左右とも 0.3mv 以下です。

6DJ8


周波数特性も簡単に観測してみましたが、低域は10Hzまで殆どフラット、高域も30KHzまでフラット、その後素直に減衰し-3dbは130KHzでした。 

もちろん、出てくる音は質感のいいクリアーな音で、ONKYOの D-202ULTD との相性も良く、本当に美しい音楽を聞かせてくれます。 たくさんの方が作られるのも頷けます。それと、全く熱くないのもエアコンの負荷にならず夏の季節にはぴったりだと思います。



次は何を作ろうかな・・・・・?。

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