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[ 全 景 ]
日本に帰ってきて住環境が大きく変化しました、彼の地では、ご近所の騒音に大変寛大なルールが確立されています(笑)。持参した出力8W*2の差動アンプをフルボリュームで鳴らすこともOKだったのですが。帰国後は、静かな住宅街の小さなアパートでの慎ましい生活になりました。そこで、必須アイテムはミニワッターということになりました。
〔回 路〕」
毎度お世話になっております "ぺるけさん のホームページ " で、 Mini Watters の 「 6N6P 全段差動プッシュプル・ミニワッター 2012 V2(基本バージョン)」 をコピーさせていただきました。電源トランスのみ少し仕様の違った物を使用しています。それに伴いマイナス電源は、ラグに組んだユニットでヒータ巻き線から供給しています。
〔 出 力 管 〕
原回路オリジナルの6N6Pです。安価なので、オークションで4組入手しました。完成から2ヶ月位経過後、バイアスを再調整しましたが、片チャンネルが調整不能の状態でした。 予備のペアと交換するとOKでしたので、1本のみが早期不良です。
〔シャーシー〕
いつも一番に悩むのが、シャーシというか? ケースですね。今回のミニワッターでは特に、出て来る音は素晴らしいものを持っているのに、真空管がたった2本だけという質素な(笑)構成なので、普通のアルミのお弁当箱では見た目の印象が可愛そうに思えました。専用のシャーシも頒布されているのですが...ケースくらいは個性的なものにしたく思ってチャイナ製のアンプからアイデアを戴き、木目の綺麗な書箱に組み込むことになりました。
放熱の具合が若干心配だったのですが、サブシャーシーを5ミリ沈めたのと、真空管の周囲を31ミリのホールソーでくり貫いた"煙突効果"が働いた様で、夏季の長時間作動でも全く問題のないレベルです。
{鳴りっぷり}
これまで使っていた6098全段作動+6DJ8差動プリアンプと比べて、全く遜色なし、と言うより、高音部がより繊細になった感がします。スピーカーが小さ目なので大迫力の低音という訳には行きませんが、小さなOPTからしっかりとした低音が出ているのが分かります。
小さな部屋で、好きな音楽のシャワーを浴びるのには打って付けかと思います。
★★ 測 定 結 果 ★★
|
L-ch |
R-ch |
裸利得(1KHz/.5W) |
26.0倍(28.3db) |
26.5倍(28.5db) |
負帰還後利得(〃) |
7.2倍(17.2db) |
7.2倍(17.2db) |
負帰還量 |
3.61倍(11.15db) |
3.68倍(11.32db) |
最大出力(8Ω) |
1.2(W) |
1.2(W) |
入力感度(1.2W時) |
0.43(V) |
0.43(V) |
歪率(1KHz 0.5W) |
(%) |
(%) |
歪率(1KHz 1.2W) |
(%) |
(%) |
残留雑音レベル |
0.02(mV) |
0.03(mV) |
D/F(1KHz 0.5W) |
11 |
11 |
★ 現在、周波数特性と歪率を正確に測定する環境がありません。環境が整いしだい追加致します。
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